- ワンサイズ大きいズボンを買ったら、長すぎて折り曲げるだけでは対処できない
- 簡単な裾上げ方法ないかな?
- ミシンを使わない裾上げがしたい
子供のズボン裾上げは、裾を切らずに手縫いで簡単にできますよ!手縫いも面倒な方には、針も糸も使わない方法や一時的な緊急の対処法もご紹介します♪
お子さんがいる家庭では、一度は同じ悩みにぶつかったことがあるのではないでしょうか?
裾上げをしないままにしておくと、子供が裾を踏んで転んでしまったり、思わぬケガに繋がるおそれも。
- 切らない&縫わない方法5つ(一時的応急処置も!)
- 簡単な手縫いの裾上げ方法3つ
- 子供のズボンに適した生地は?
外出先で突然裾がほつれた場合や、一時的にズボンの裾上げしたい時にも、対処法を知っておくと便利ですよ。
ミシンも手縫いもせずに簡単に裾上げしたいなら「裾上げテープ」がおすすめです!
こちらは、アイロンも使わないので、届いた瞬間に裾上げができちゃいます♪
子供服ズボンの裾上げ!切らず縫わずの方法を紹介
子供服のズボンの裾上げ方法の中でも、裾を切らず、縫わずに簡単に対処する方法をお伝えしますね。
裾上げテープで簡単キレイに仕上げる方法
ミシンも手縫いもしたくない場合は、裾上げテープを使用するのがおすすめです!
色や、生地の厚さに対応できるよう、様々な種類が販売されていて便利ですよ。
裾上げしたい長さに折り込み、テープを貼って接着させるだけ♪とっても簡単です♪♪
アイロンの熱で接着させるタイプと、熱不要のタイプによって使い方が異なります。
アイロン不要の裾上げテープはこちら!貼るだけで裾上げができちゃいます!
やっぱりアイロンでしっかりとめたい方はこちらがおすすめです!
作業工程をしっかり守って作業をすれば、洗濯やクリーニングでも大丈夫ですよ!
裾上げテープを使った後は無理に剥がすと、生地が傷んでしまったり、接着面のベトベトが残ってしまう場合があります。
ズボンの裾上げを戻せる方法はこちらでご紹介しています!
子どもズボンの裾上げを一時的にやる方法4選
急いで裾上げしなければいけなくなったときの方法をご紹介します!
応急措置!手芸用ボンドでとめる
裾上げテープが手元になく、緊急措置としては、ボンドで止めるというやり方もあります。
手芸用ボンドを使うメリットは、縫わずにサッと裾上げなどのお直しがカンタンに出来ることです♪
- 裾上げしたい長さの所でズボンの裾を折り、ピンやまち針などで固定する
- 接着場所が決まったら、折った部分と本体布が重なる部分を、ぐるりと手芸用ボンドを付けていく
- 接着場所を圧着させて、ボンドが乾くまで待つ
- 急いで仕上げたい場合は、低めの温度でアイロンを使う(表示ラベルを要確認)
生地により、シミや布のヨレが出る可能性もあります。洋服にボンドを付ける前に、同じ素材のハギレなどで、あらかじめテストすると良いでしょう。
こちらも、はがして微調整ができないため、一時的な裾すそあげをする場合には不向きです。
一時的応急措置!ホチキスで止める
ホチキスを使って、一時的に裾上げに対処する方法も、いざ!というときに便利です。
使用する布の厚さや、ホチキスの機能やタイプにもよります。作業に入る前に、一旦、目立たない部分で試してみると良いですね。
- 裾上げしたい長さの所で裾を折り、ピンやクリップ、まち針などで固定する
- 布をピーンと張った状態でホチキスをとめていく
- ホチキスの裏(短い部分)がズボンの表になるよう、だいたい3~4箇所をとめておく
力をいれたり、急に引っ張ったりすると、薄い生地が傷んだり、ホチキスで開けた穴が広がったりする可能性があります。
ホチキスを止めた後は、ホチキスの針の両側がきちんとカーブした状態で布をとめているか、表と裏の両方を確認してくださいね。
一時的応急措置!安全ピンやヘアピンを使用
安全ピンやヘアピンで補正したい箇所を、一時的にとめて対応する方法もあります。
手芸用ボンドやホチキスでとめるやり方と同様のスタートとなります!
- 裾を止めておきたい部分に、ヘアピンの持ち手部分が外側になるように、所々をとめる
布を止める場所をピーンとはっておくとキレイにできますよ。
一時的応急措置!輪ゴムを使った方法
輪ゴムを使って、応急処置的にズボンの裾上げをする方法もあります。
輪ゴムで応急措置!考えたこともなかったけど出来そう!
- ピンやクリップがあれば、出来上がり線で固定できるので簡単!
- ズボンの上(外側)から輪ゴムを通す
- ズボンの裾を、サイズのちょうど良い場所まで引き上げる
- ズボンの上(外側)から輪ゴムを通したら完了♪
裾上げの幅が長めの際も、輪ゴムをかぶせてとめる方法が効果的です。
子どもにズボンを履かせたままでも対処できるので便利ですね。しかも簡単♪
子供のズボン裾上げで戻せる簡単な手縫い方法を紹介!ミシンは不要
裁縫下手な私でも簡単にできた、子供服ズボンの裾上げ方法をお伝えしますね。
- 流しまつり
- 千鳥がけ
- 生地が厚い場合
ミシン要らずで、キレイな仕上がりになりますよ!
縫い方は、子供服のズボンに限らず、大人用の補正に活用することも可能です!では、裾上げ方法を詳しくみていきましょう♪
手縫いなので戻せるのもポイント♪
流しまつり
薄い生地やおしゃれ着にも対応できる、まつり縫いを知っておくと、とても役立ちます。
今回は、まつり縫いの中でも「流しまつり」を紹介します。
- 補正したい長さを決めたら裏返して折り返し、まち針やクリップなどで固定
- 玉止めした針を裏からさしていく
- 流しまつりの表側は、ほとんど縫い目が目立たない
- 一周縫い終えたら玉止めし、もう片方のズボン裾も同じように作業する
今回は見えやすいように黒色の糸を使用したが、表の生地と同じ色の糸にしよう
千鳥がけ
千鳥がけという縫い方もオススメです。まるで、千鳥の足どりを表現したよう!
こちらも糸をほどけば、戻せます♪
見た目は複雑にみえますが、ミシンをつかわず、サッとお直しできます。
こちらも分かりやすいように、黒の糸を使用しています。ズボンの表布の色と同じ色の糸を使ってくださいね。
裏面は、流しまつりと比較すると、縫い目が目立つように感じますが、表面はとてもキレイな仕上がりになりますよ。
- ズボンを裏返したら仕上がり丈を確認し、まち針やピンなどで固定する
- ズボンの両側を揃えて、左右の丈が同じかどうかチェック
- 裾上げの本体布がわを、ほんの少しすくう(すくう方向に気をつける)
- 縫った上から、1歩戻るかのように同じ向きに縫いすすめ、これを繰り返す
- 徐々に、千鳥がけの形が出てくる
- 縫い目が揃うように、じっくり取り組むことがポイント
- 同じように作業を繰り返していく(写真は裏側)
- ズボンの表となる縫い目の様子
- 1周縫い終えたら玉止めし、もう片方のズボン裾も同じように作業する
- 今回は見えやすいように黒色の糸を使用したが、表の生地と同じ色の糸にすると良い
デニムなど厚手の生地の場合
デニム生地などの、厚手の生地を手縫いで裾上げする場合は、なみ縫いや、半返し縫いにしましょう。
半返し縫いの方法について、わかりやすい動画がありますよ♪ぜひ参考にしてみてくださいね。
裾上げしたい長さを決めたら、内側に折ってチャコペンなどで線をひき、出来上がり丈を確認しましょう。三つ折りにして縫うと、裾を切らずにできますよ♪
「半返し縫い」の場合、ズボンの裏部分は、半目づつ糸が重なりながらすすんでいくので、なみ縫いと比べると目立ちます。
しかし、ズボンの表にでる肝心な縫い目は、なみ縫いのようになり、丈夫な仕上がりとなります。
裾上げに使う糸を、ズボンの色に合わせて選ぶと自然な印象になります。
子供服ズボンのゴム替え方法と事前に確認すること
簡単な、ウエストのゴム替え方法は無いかしら…。
ミシン不要♪簡単なゴム替え方法がありますので、ご紹介しますね。
いくらズボンの丈がちょうど良くても、ウエスト部分のサイズがゆるかったり、きつかったりすると、長時間履いていられませんよね。
ゴム替え方法を知っておくと、子供服に限らず、大人用のパジャマやスカートなども補正することができ、長く使えるのでとても便利です♪
ゴムの入れ替え前に確認すること
ウエストゴムがズボンに縫い付けてあるものもあります!ゴムを切る前に入れ替えができるズボンなのか確認しましょう。
ズボンにゴムが縫い付けてあるものって、時々あるんですよね。
その場合、ウエスト回りの糸をほどき、全体的に縫って仕上げ直さなければならないのです。
ゴムを直接縫い付けてあるズボンでは手間がとてもかかるので、お裁縫が苦手な私なら諦めます(笑)
ゴムの入れ替え手順
それでは、ウエストゴムの入れ替えで準備するものをみていきましょう。
- ハサミ
- 替えゴム
- ゴムを通すアイテム(商品に付属されているゴム通し・クリップ・シンプルなヘアピンなどでも代用可能)
- 糸
- ぬい針
- 洗濯バサミや大きめのクリップ・安全ピンなど(ゴムの端を止めます)
- 糸切りリッパー
- チャコペンなど、ゴムに印をつけるもの
ゴムの入れ替え手順を説明しますね。
- ゴム通し穴が無い場合は、ウエスト裏側の目立たない部分から切開し、ゴムの場所を確認して引き抜く
- 子どものウエストを測り、ちょうどよいゴムの長さにチャコペンなどで印をつける
- 出来上がりサイズより、3~5センチゆとりをもってゴムを切る
- ゴムは伸縮性があり、ズボンの中にゴムの端が全て入ってしまうと二度手間に!
- ゴムの片方の端に、大きめのクリップあるいは洗濯バサミをとめる
- もう片方の端に、ゴム通し用のアイテムにゴムをセットし、ズボンのゴム通し用の穴から一周いれていく
- ゴムを通している間にねじれないよう、ゴム通し用の穴に、まっすぐゴムをいれながら、少しずつひっぱる
- ズボンのゴムが一周回ったら、一旦ズボンのゴム通し用の穴から出す
- クリップでとめていたゴムの端と、一周通したゴムの端が表に出ている状態になる
- それらを、針と糸で輪になるよう縫い止めて、余分なゴムを処理したら完成!
- 細めのゴムを使用する場合は、ひとつ結びでまとめる方法もあるが、結び目が目立つ場合があるので、状況に合わせて対処する
縫わずにウエストサイズを調整する方法
針や糸を使わないで、子供服のズボンのウエストサイズを調整したい場合は、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか?簡単にサッと対応できてオススメです。
- ベルトを使ってウエストのゆるい部分をちょうど良く調整
- 若干のゆるさなら、サスペンダーも便利
- 目立ちにくいウエスト部分に、力のある小さめなクリップや大きめの安全ピンで一時的にウエスト部分の布をつまんで止める
子供服のズボンの生地は綿素材がオススメ!
子供服のズボンはもちろん、下着等、直接肌に触れる服の素材は、綿を使った生地がオススメです。
オシャレな子供服にトキメキながらも、快適さや機能性、肌への優しさなど総合的に選ぶなら、生地のチェックも大切なポイントとなります。
子どもは活発に動くので、ズボンなら程良い伸縮性があり、汗を吸収する素材が良いですね。
子供服のズボンに限らず、季節によって変化する、子供服の生地の種類や選び方なども、あわせてお伝えしますね。
子供服のズボン生地に綿が良い理由
綿は、植物「木綿」(もめん)の種の周囲にある毛を織ったものです。
通気性や吸湿性に優れていて、子どもの発汗時に、熱を発散することを助けてくれます♪
肌触りも自然で心地よいので、私も大好きです。生地が丈夫で、洗濯にも強く、静電気も通しにくい特徴があります。
綿生地のデメリットを挙げるとすれば、シワになりやすく、長く使っていると、特に白い布などは黄ばみやすさがでてくる所です。
また、厚さのある綿生地は、洗濯後に乾かす際に、化学繊維とくらべて時間がかかります。綿100%の生地の場合は、汚れがつくと繊維の中に入り込んでしまい落ちにくい点もあります。
解決策としては、綿素材100%でなく、綿と綿以外の2種類以上の繊維を混ぜた、「混紡」(こんぼう)生地を選ぶと良いでしょう。乾きやすさや、汚れの落ちやすさもアップしますよ。
綿の織り方や編み方によって、布の特徴や用途もそれぞれ♪以下の画像も参考になさってくださいね。
子供服にピッタリの布生地!5選
子供服にピッタリの綿生地についてお話しましたが、子供服として肌に優しい布生地を具体的に紹介します。今回は、綿・麻をメインに、布生地のオススメ5種類を紹介しますね。
- ガーゼ
- パイル
- 天竺(てんじく)
- スムース
- 麻
ガーゼ
ガーゼの生地は、目が粗く平織りでつくられていて、赤ちゃんの肌着や、沐浴用のガーゼ、おくるみなどにも適しています。通気性、吸水性に優れ、肌にも優しい生地となっています。
画像は、綿100パーセントのガーゼです♪
パイル
パイルとは、織り方の種類を指します。例えばタオルなど、ループ状に糸が織られたもので、吸水性も良く、保湿性が高いです。
ふんわりと肌ざわりも良く、厚手のパイル地は寒い時期にも活躍します。
- 輪がそのままになっているものはアンカットパイル(ループパイル)といいます
- ループパイルの表面をカットし、表面が整えられたものを、カットパイルといいます
繊維が細く、引っ掛かりやすいのがパイル生地のデメリットです。
赤ちゃんのおくるみ等で使う場合は、爪のお手入れを、こまめにしてあげましょう。
天竺(てんじく)
生地の中でも特に、一般的な平織りの中の1つです。カットソーやTシャツだけでなく、シーツなどにも幅広く使われます。
横に伸縮性があって、着心地はサラッとしています。活発に動く子ども服にも合う素材となります。
スムース
スムースはニット生地なので、肌ざわりなめらかです。
程よく厚みがあり、生地を少し伸ばしても、横への伸縮性が高く、元に戻ろうとするので、形くずれが少ない点もメリットです。
子どものように動きが激しくても、スムース素材の洋服で快適に過ごせます。スヌードやカットソー素材としても人気です。
麻
麻素材の生地は、通気性が良いので夏の洋服にとても適しています。
吸水性も高く、汗をかいても肌の表面をサラサラに保ってくれます。
綿素材と比較すると若干ゴワゴワした肌触りです。
上記の写真は、綿55パーセントと麻45パーセントの混紡になります。
私物のワンピースの生地ですが、麻素材45パーセントでも、触るとザラッとしています。
麻素材の生地は、洗濯時にシワになったり、黄ばみが出たり、生地が縮みやすいという特徴があります。
汗ジミや皮脂汚れの残りによる黄ばみが目立ってしまう前に、定期的にお手入れすると良いですね。
子供服の生地の選び方
子供服は、見た目のデザインや予算など、つい表面的な視点から選んでしまいがちです。
子供服の機能性や、布の性質等も含めて服を選ぶことができたら、オシャレな印象を周囲に与えるだけでなく、着用時の「快適度」もグッとアップすることでしょう♪
では、子供服の生地の選び方を、大きく2つの季節にわけてお伝えしますね。
子供服の生地の選び方(春~夏の留意ポイント)
春から夏の季節は、活発に遊び、動く子供達にとって、服の生地にもこだわりたいところです。
吸湿性や、吸水性に優れた素材から選べると良いですね。
綿はシワになりやすいのですが、洗濯してもシワが気になりにくいデザインを選ぶのもオススメ♪
例えば、ダブルガーゼで、最初からシワ加工が入っているように見えるワンピースも素敵です。
比較的早く乾きやすい混紡生地や、天竺のカットソーやTシャツも、着心地も良く快適にすごせることでしょう。
首の後ろ部分などについている、洋服のタグがチクチクして痒いことがあります。特に夏はちょっとした刺激が皮膚トラブルに繋がりかねません。
洋服のタグが、直接肌に当たって痒がる場合は、リッパーを使って取り除いてあげましょう。
子供服の生地の選び方(秋~冬の留意ポイント)
秋から冬に季節が移り変わるにつれて、保温性の機能も大切になります。
アウターとして使うなら、写真の女の子が着用しているベストのような「キルティング加工」の生地も軽く、あたたかいので良いですね♪
キルティング素材は、表地と裏地の間にキルト芯という薄い綿をはさんで、重ねたものを縫い合わせた生地をさします。
ニット素材の生地や、縦に畝(うね)があり、表面が毛羽立っている「コーデュロイ素材」も冷たい風から守ってくれます。
私の場合は、赤ちゃんのおくるみは、厚手のパイル地のものを使ったのですが、寒い冬も重宝しました♪
まとめ
- 縫わず切らずの裾上げ緊急対処法は、裾上げテープや手芸用ボンドの使用など5つ
- 子供服ズボン裾上げの簡単な手縫い方法として、流しまつり縫いと千鳥がけ
- デニムなど厚手の生地の裾上げは、なみ縫いや半返し縫いがオススメ
- ウエストゴムを入れ替えたい時は、ハサミを入れる前にまず縫い目の様子をチェック!
- 針や糸を使わないで、子供服のズボンのウエストサイズを調整したい場合はベルト利用など3つある
- 子供服に適した、綿や麻を含むオススメの布生地を5種類紹介
- 子供服の生地の選び方は、春~夏・秋~冬の季節によりポイントが異なる
いかがでしたか?子供服のズボンの裾上げ方法にも様々な方法があることや、ウエストの調整方法・生地選びのポイントなどをお伝えしました。
子供の成長時期にちょうどよい服を活用したり、時にはお直し作業で対処して、お得で快適な子育てライフを楽しみましょう♪
裾上げテープだと洗濯できるか心配になりますよね。こちらは、洗濯可能です♪安心して使えますね!
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